Dolls
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2003/03/28
- メディア: DVD
- クリック: 115回
- この商品を含むブログ (112件) を見る
こんなにセリフが少ない映画は珍しいですよね。
四季それぞれの風景と色鮮やかな衣装がとてもきれいで美しい映像でした。
この作品には賛否両論あるみたいですけど、私は結構好きです。
これから観ようと思っている方には是非静かな環境で観てもらいたいです。
3組の愛の物語が繰り広げられていたけど、ここまで人を愛することができる人がうらやましいと思う反面、愛だけで生きるとその分苦しみや切なさが重くのしかかって自分には絶対できないと思った。
何十年も毎週土曜日にお弁当を作って相手が戻ってくるのを待ち続けたり、愛しているからといって自分の命や体を犠牲にすることはそんな簡単にできることじゃない。
静かな音楽や映像がさらに苦しみや切なさを訴えてきて、セカチューなどとはまた違う愛の重みを感じた。
映像は確かにきれいだったけど、人形浄瑠璃との絡みが少し中途半端かなぁとも思った。
近松門左衛門の「冥土の飛脚」をモチーフにしているらしいですけど。
それと、西島さんがどんどん髪の毛伸び放題で汚くなっていくのに、菅野ちゃんは髪も顔もきれいなままでちょっと気になった。でもその分表情や歩き方などで巧く表現していたので、その点は目をつぶることにしました(笑)